離別の種類

離別の種類

  • 幻滅からの別離

パートナーに対して抱いていたイメージが虚像であることに気づき、いわゆる愛想づかししてしまい、パートナー関係が瓦解する。パートナーよりも優位感を抱いているような人が行う別離の形式である。この別離は悶着が少ない。

  • 嫌悪からの別離

問題発生から別離に至るまでの期間が短い。パートナーの虚像イメージの崩壊の点で「幻滅からの別離」と同じ。パートナーとの共同生活に嫌悪感を抱き、顔を見るのも嫌になる。多くの場合、自分からパートナーとの共同生活を打ち切る。

  • 報復としての別離

パートナーのあたらしい異性関係を知って激怒する。パートナーとその新しい愛人に対する嫉妬はいつ果てることなく続く。制裁を加えなければならないと考え、方策をめぐらす。慰謝料や生活費の請求額を増やし、被害を償わせようとする。問題発生から別離に至るまでの期間は長期にわたる。

  • 諦めからの別離

パートナーへの未練がなかなか断ち切れない。自分が孤独であると意識し、過去について悔やみが残る。パートナーの心をもう一度自分の方に向けることができないことがわかるまでに時間がかかる。問題発生から別離に至るまでの期間は長い。