子供に離婚をどう伝える?:離婚解決法/離婚ノウハウ

離婚に際しての子どもへの配慮

離婚について親が子どもに説明をしているのは、約70%、説明をしなかった親は、約30%だそうです。

離婚を子どもに伝えるのは簡単なことではありません。

 

説明する際、親として何とか子どもの心の傷を小さくしたいと考え、子どもの精神的安定に心を配り、年齢が小さくても子どもの権利に配慮し、苦心しながら説明しているといった親が多いようです。

子ども達の反応は、表面上淡々としていた子、泣いて表現した子、心身に反応が出た子、状況を受け入れた子、受け入れられない子と様々です。泣いた子の年齢も3歳~19歳にわたっています。

泣いた場合も、悲しくて泣いたり、抗議的な意味で泣いたりと複雑な気持ちの反映と思われますが、涙の裏に秘められた思いを察すると胸が痛む思いです。

 

子どもの声

子どもの立場からすれば、親は離婚するに当たって、子どもが理解できるような説明を求められており、「子どもが小さいから説明をしなくてもよい」という考えは受け入れられないようです。

離婚について子どもに意見を聞く親がいますが、子どもにとっては答えにくいものであると思われます。「離婚の了解を子どもに求められても困る」という子どもも多いのではないかと考えられます。

親の離婚に積極的に賛成した子どもも中にはいます。いずれも父母の著しい不和、アルコール依存、暴力、借金などに子ども自身も悩んでいた場合です。
「離婚した方がいいか離婚しない方がいいか」という質問は、子どもを傷つけます。

なぜなら、基本的に子どもは離婚してほしくありません。あなたの顔色を見て子どもに「離婚してもいいよ」と言わせているに過ぎません。

本心は、やっぱり離婚してほしくないのです。「離婚しないでほしい」と子どもが正直に言って、離婚しなかった場合も、その後、あなたが苦しそうな顔でいれば、子どもは自分を責めます。

僕があんな事いったから、僕が居たからママは離婚せずに不幸になって苦しんでいるのではないかと・・・

また、どちらの親と暮らしたいかと聞かれても、子どもにとっては難問であり、答えにくいものであることは明らかです。それこそ子どもを傷つける質問です。ママを取ればパパがかわいそう、パパを取ればママが悲しむ・・・子どもは小さな胸をしめつけられ心に深い傷を負います。そんな苦しい選択を子どもにしろと?
だから離婚についての決断は、あなた自身がしないとダメです!

あなたが幸せに笑顔になるには、どうしたらいいのか苦しみながらも自分で考え決断は自分でします。そんな重い十字架は、子どもに背負わせてはいけません。離婚するのかしないのかは、両親が決めてください。子どもには何の罪もないのですから・・・

さらに友達などに話せない胸のうちを、気軽に聴いてくれるNPOなどの支援態勢を早急に立ち上げてほしいと切実に訴えていることもあります。

 

子ども達が親に求めているのは、離婚する際には子どもに、なぜ離婚するのか、離婚したら生活環境がどう変わるのかなどを分るように説明し、子どもの気持ちを十分聴いて、配慮してほしいということです。
理想的なのは、両親がそろって子どもに離婚の説明を行う事です。

離婚後の同居親が説明を行っている事例が多いのですが、それでは子どもは心の底から納得できないのです。苦しいけれども、やはり離婚は両親が子どもに事情を説明することが一番です。

 

子どもはどちらの親からも愛されたい

基本的に子どもは両親の離婚を望んではいません。

別れて暮らす親への思いをあからさまに示すことはなくても、心の底ではどちらの親からも愛されたいと願っています。

別れて暮らす親に対し、愛してほしい、優しくしてほしい、誕生日、成人式、結婚式などはおめでとうの電話か手紙がほしいと思っており、親同士が相手の悪口を言わないでほしいと願っています。

面接交流と経済的支えである養育費等の支払いは、親と子をつなぐ絆であることを忘れないでほしいものです。

 

子どもは、離婚直後に味合わされる不安、孤独、寂しさ、自己嫌悪などに悩みながらも、自分を見つめ、頑張り、しだいに自分で解決していく力をつけ、社会経験を積むうちに、やがて離婚は仕方がなかったのだと自分に言い聞かせながら、逆境を乗り越えていこうとするしなやかさを持っています。